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article:iwafune [2020/07/30 08:26] kijima [鳥居の位置] |
article:iwafune [2020/08/07 06:15] (現在) kijima [概略] |
</html>((画像は阿久根市役所HPから。)) | </html>((画像は阿久根市役所HPから。)) |
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折口川河口左側にある大岩。 | 鹿児島県、阿久根市。折口川河口右側にある大岩。 |
石船伝説に出てくる岩で、田上隠岐守が難破した船が岩になったとかいう。確かに船っぽい形をしていたらしい。 | 石船伝説に出てくる岩で、田上隠岐守が難破した船が岩になったとかいう。確かに船っぽい形をしていたらしい。 |
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[[http://www.city.akune.kagoshima.jp/shisei/shokai/nanafushigi.html|阿久根市役所HP]]によると… | [[http://www.city.akune.kagoshima.jp/shisei/shokai/nanafushigi.html|阿久根市役所HP]]によると… |
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>> 折口海岸の折口川河口左側にある大岩です。日本三大急潮に数えられ海の難所として知られる阿久根北西部にある黒之瀬戸のうち最も潮の速い梶折鼻沖で、その昔梶が折られた船が折口海岸に流れ着き、そのまま岩となったものと伝えられています。現在は潮流の変化により完全に埋まってしまっています。また、その船に積んであった大鍋が流れ着いたとされるところには鍋石があり、地名も鍋石となっています。さらに鍋のふたや餅などが流れ着いたところとされる場所もあり、地名もそれらのものに起因しているといわれています | >> 折口海岸の折口川河口左側にある大岩です。日本三大急潮に数えられ海の難所として知られる阿久根北西部にある黒之瀬戸のうち最も潮の速い梶折鼻沖で、その昔梶が折られた船が折口海岸に流れ着き、そのまま岩となったものと伝えられています。現在は潮流の変化により完全に埋まってしまっています。また、その船に積んであった大鍋が流れ着いたとされるところには鍋石があり、地名も鍋石となっています。さらに鍋のふたや餅などが流れ着いたところとされる場所もあり、地名もそれらのものに起因しているといわれています。 |
===== どこにあるのか ===== | ===== 今どのへんにあるのか? ===== |
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衛星写真でそれっぽいものを見ることができる。以下地理院地図の1961~69年と現在の衛星写真を使って加工した。 | 衛星写真でそれっぽいものを見ることができる。以下地理院地図の1961~69年と現在の衛星写真を使って加工した。 |
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写真の中心座標はすべて同じである。右下の線路や、橋など人工物はほとんど同じ位置にあるが、砂浜や砂防林、河口付近の地形は大幅に変わっていることがわかる。 | 写真の中心座標はすべて同じである。右下の線路や、橋など人工物が同じ位置にあることからそれを確認できる。砂浜や砂防林、河口付近の地形は大幅に変わっていて、対応する位置を見つけにくい。 |
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付近には阿久根市教育委員会の説明の看板があり、唯一の場所のヒントになっている。((こういうのって現地じゃ大して詳しく読まないけど、あとから家で見るとすごく面白かったりする)) | 付近には阿久根市教育委員会の説明の看板があり、そこに何かがあった唯一のヒントになっている。((こういうのって現地じゃ大して詳しく読まないけど、あとから家で見るとすごく面白かったりする)) |
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高低関係は確たるものはないが、砂浜へけっこう下る。鳥居と岩船は高低差が1〜2メートルくらいあるかもしれない。海側に低くなっている。 | 高低関係は確たるものはないが、砂浜へけっこう下る。鳥居と岩船は高低差が1〜2メートルくらいあるかもしれない。海側に低くなっている。 |
神社は何段か階段があることを考えると、建物から見ると鳥居のなかに岩が見えたはずだと思う。 | 神社は何段か階段があることを考えると、建物から見ると鳥居のなかに岩が見えたはずだと思う。 |
祀っているので理にかなっているように思える。 | 名前になっているくらいなので理にかなっているように思える。 |
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無骨な感じのする鳥居。何製?海風で痛みやすいのか、とにかく頑丈さを意識した作りに思える。それでもボロボロだが…とくに、海側はひどい。 | 無骨な感じのする鳥居。何製?海風で痛みやすいのか、とにかく頑丈さを意識した作りに思える。それでもボロボロだが…とくに、海側はひどい。 |
* 昭和42年(1967年)以前は先代の鳥居だった。 | * 昭和42年(1967年)以前は先代の鳥居があった |
* 「再建」されたくらいなので、まだ当時は直線上に見えていた可能性が高い? | * 「再建」されたくらいなので、まだ当時は直線上に見えていた可能性が高い? |
* 海側と陸側の痛み具合の違いからいっても、直接海風が来ていたといえる? | * 海側と陸側の痛み具合の違いからいっても、直接海風が来ていたといえる? |
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写真が撮れなかったが、鳥居の上部には大量の石が積んである。俗信で鳥居の上に石を載せると願いが叶う(([[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%A5%E5%B1%85|鳥居 - Wikipedia]]))というのがあるらしいが、それだろう。普通の神社だと参拝者に当たって危険だし罰当たりな気がするが、ここではやりやすいのかもしれない。。 | 写真が撮れなかったが、鳥居の上部には大量の石が積んである。俗信で鳥居の上に石を載せると願いが叶う(([[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%A5%E5%B1%85|鳥居 - Wikipedia]]))というのがあるらしいが、それだろう。普通の神社だと参拝者に当たって危険だし罰当たりな気がするが、ここではやりやすいのかもしれない。 |
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>> 石舩神社 | >> 石舩神社 |
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| 文字通り日の目を見る可能性はなくなった鳥居…だが間違いなくこっちが正面で、建立者が見られることを期待した方向である。 |
===== なぜ木が生えっぱなしになっているか ===== | ===== なぜ木が生えっぱなしになっているか ===== |
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当時から川のギリギリを通っており、かつかなり高低差があり危険である。航空写真でも、現在の使われている道のあとがあるのが見える(林部分は今よりずっと短い)。低かった草木や砂防林が成長しまくって見えなくなったんだろうと思う。 | 当時から川のギリギリを通っており、かつかなり高低差があり危険である。航空写真でも、現在の使われている道のあとがあるのが見える(林部分は今よりずっと短い)。低かった草木や砂防林が成長しまくって見えなくなったんだろうと思う。 |
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見えないのは神社として存在意義を疑われる事のような気がするが、それより石船が埋まるのが早かったのかもしれない。 | 石船が見えないのは石船神社として存在意義を疑われる事のような気がするが、それより石船が埋まるのが早かったのかもしれない。 |
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何にせよ、保全措置はしなかった…現在のように、誰も興味を持ってなかったんだろう。残念なことだ。 | |
===== 採掘事業 ===== | ===== 採掘事業 ===== |
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2000年代?役所?が主導して大規模に掘り出したことがあった?が台風で再び埋まった。写真が残ってないのは撮り忘れたからだという。 | 2000年代?役所?が主導して大規模に掘り出したことがあった?が、すぐに台風で再び埋まった。写真が残ってないのは撮り忘れたからだという。えぇ…。 |
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===== 地質学的 ===== | ===== 地質学的 ===== |
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| ※専門的知識はない! |
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岩の色は茶色? | 岩の色は茶色? |
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| だいたい奇岩があるところは水の動きが関連している(たぶん)。要するに運んできたか削ったで、あとから水がなくなって取り残されるのだ。 |
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| 所在する地名は折口というのだが、一帯は内陸まで海だったらしい。それで、近道として船が出てたから降り口→折口、だと、郷土史料で読んだ記憶がある。((今度ちゃんと調べる)) |
| 低くて平坦な地形が続いているし、土を掘って貝が出る話しも聞いたことがある。どんなスケールかはわからないが…。 |
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| 何が言いたいかというと、少なくとも水は関係していると思う、ことぐらいか…。 |
===== いつまで見えていたか ===== | ===== いつまで見えていたか ===== |
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少なくとも2000年代、上部がわずかに見えていたらしい。 | 少なくとも2000年代、上部がわずかに見えていたらしい。 |
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| ===== 本題 ===== |
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| ここまでは前置き、下調べだ。調べるのも楽しいんだが本当にやりたいことは採掘して神社から見ることである。 |
| これには数々の困難がある。 |
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| * 人力での膨大な採掘 → 砂浜なので重機なんか入らない。以前の採掘では数多くの人手で1ヶ月かかったという。埋もれる危険性もあるので実際の岩船の位置の何倍も広く掘る必要がある。その分捨て場を遠くする必要もあり、さらに困難に。1.5メートル以上掘ると届けないとダメらしい。 |
| * 正確な位置、大きさが不明 → 予定量を見積もりにくい |
| * 200メートルに及ぶ伐採 → けっこう濃密に木々が生えている。木を切らずにいきたいが、下草と葉を狩るだけでどうにかならないか?まず許可を取らないといけない。 |
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