もはやWEBは読むだけでなく読み書きを共有する場所として機能している。wikiはそのなかの有力なひとつだ。 いっぽうで、それらにはノウハウが必要である。書くときのきまりごと、議論の方法…。空間、時間的距離のある緩やかなつながりであるがゆえに、まとめるものが必要だ。リアルでも議論には司会がいる。
教育者にむけて、wikiで共同して学習することを教える本。オンラインコース。開発プロジェクト向けじゃないが、利用できるだろう。
考えてみれば、グループで作業することを学んだことがないし1)、うまくいった試しがない。学校教育のなかでときどき思い出したようにやらされたが、毎回ひどいものだった。大学だって。たぶん先生たちも知らないんだろう。 社会にある仕事はほとんどグループワークである。それでも社会はうまく回っているように見えるので、たぶんほとんどの人は仕事で実践を通してグループワークのやり方を学んでいく。もっと早く学んでもいいと思う。
プロジェクトに関連する対立、議論、コミュニケーション不足などによって、ツールを与えるだけでは十分な学びはできない。成功するwikiプロジェクトには結果やプロジェクトのゴール、wikiの作法を学ぶことが必要である。
人数に合わせて選択する。プロジェクトによって以下のフレームが異なる。
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文献のまとめ。
オンラインでチームで対話する。 チーム…は1/1に~を書く、チーム…は2/1に~返答するなど。
要約する
何かテーマに基づいてクラスで百科事典を作る。図表などが多くあるのでスタイルに関する規約を入念にする必要がある。
批判的思考は本質的な学習の軸となる。