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職業と個性、偏見

「職業顔」という言葉がある。 職業ごとに、ありがちな顔があるということだ。 顔以外にも、声とか雰囲気にもにじみ出ていて、職業を聞いて、確かに、という経験をすることは多い気がする。

これはどういうことなんだろうか? 特定の職業が個人の造形や立ち振舞を変えるか、もともとそういう特性を持った人が職業を選ぶのか。 鶏卵問題。 どっちもなんだろう。

実際に職業ごとに平均顔をとってみると、あるあるwwみたいな顔になるらしい。 体感でなくて、統計的に存在するんだ。

ありがちな例

わかりやすい特徴をもつ職業は何だろう? スポーツ選手とかアイドルとかはわかりやすそうだが、レアな職業で実際に見たことが少ない。有名な人は明らかにわかるだろうが、あまり有名でない人はわからないかも。というかスポーツ選手というくくり方が適当だ。たぶん相撲取りはわかる。

声だけなら、電車の車掌だ。あの独特のガラついた言い方は、なぜか全国共通だ。 言い続けるうちに、川の石の角が取れるように最適化されていく過程で生じるのだと思う。 言い方のマニュアルとかもあるかも。 また、電車の車掌は電車好きな印象がある。少なくとも同じ運転手でもバス運転手のバス好きや、タクシー運転手のタクシー好きよりは程度は大きそう。国鉄の共通のモデルがあるのかもしれない。やっぱり鶏卵問題。

バイトだって

特徴があるのは本格的な?職業だけではない。 比較的短い期間のバイトだって、なんとなく特徴があるものだ。

職業だけではなく、属する集団や社会的属性によっても、現れてくる特徴がある。

偏見コレクションになってきた。 ただ1つ、間違いなく偏見でないことがある。 コンビニ店員は賃金とかネアカレベル1)が低く、居酒屋店員に劣等感を感じている。そして腰が低い。でも、辞めたりはしない。

無自覚な偏見は怖いが、自覚してユーモアを交えて、攻撃してるわけじゃなくて単に娯楽だよって伝えれば楽しむことができる。

偏見を見つけるのは楽しい。

1)
根が明るいレベル。日本の学生はネアカレベルで定義されており、日夜マウントの取り合いが行われている。大学2年くらいがピーク。特に文系の多くの就職活動ではネアカレベルが試される。「ワンチャン」、「ゆうて」などの大学生語は、ネアカレベル上昇のため使われる