book
Your Brain On Porn Internet Pornography and the Emerging Science of Addiction
メモ
ポルノが人に及ぼす影響を脳科学から見る。
間違った報酬系と考えられる。ほかの依存症と同じく偏った報酬、罰のない行動。
社会性にも影響を及ぼす。
Fap → porn videoでやること
tube → ビデオクリップ型のポルノ。高速インターネットの登場とともに普及した。
雑誌とインターネットは異なる: 特別さ。ハードルがある。ネットは次から次へと出てきて際限がない。
過剰消費が問題。過剰消費はビュッフェのときに多い傾向がある。
悪影響の度合い → 動画 > 静止画 > 想像
若者の機能不全が非常に多い
男性は視覚的である
成人より青年のほうが機能に問題を抱えている。53.5%
青年のほうが影響が大きい
ポルノ依存から回復するには普通2〜6ヶ月かかる。離脱症状が発生する。若いときから使用している若い世代のほうが回復に時間がかかる。
昔の人は高速インターネットのポルノに圧倒される前に、写真、たくましい妄想… → 現実の関係と順をふんで正常な回路を形成した。
青年期からのポルノの使用は早漏をもたらす
刺激が激しくなっていく…極端な指向に徐々に移っていく。
bukkakeは英語でも使われる。hentaiも。
ユーザーが性的指向の疑いに取り付かれること…SOCDまたはHOCDと呼ぶ。指向というより、単なる興味で見たものを性的指向と考えやすい。さらに性的問題があるとそう考えやすい。
映像、バーチャルに満足するようになり、現実の関係構築に努力しない(超わかる)。
それほど興味がなくなる。日本がアンケートの例に出てきた。
現実への関係構築への行動力、魅力を多く感じるようになったという意見が多い。
ポルノをコントロールすると、他者とつながりたいという欲求が徐々に高まってくる。
成長期の脳に多大な影響を与えるのは間違いないが、やめると改善する理由についてはわかっていない。
「再起動」(reboot, ポルノをやめること)は、社交性が増える、集中力がよくなる、頭がすっきりする、記憶力が改善する、気分の改善、などの可能性がある。
予想・想像することができなくなる。パートナーとなる可能性について考えられない。ただ見えるものが真実だと感じる。
思春期からポルノに依存した場合戻るのに何ヶ月もかかる。セックスに関する神経回路がそう形成されてしまっているためだ。
薬物依存のほかにも、人間の根本に根ざした依存がある。ジャンクフード、ボルノ…それらは依存から抜け出すのがより難しい。化学的、習慣的依存になる。
ポルノ依存の症例にはリスクを取ることが減る、落ち込む傾向がある。
やめたとき、一時的に体の機能が落ちることがある(離脱症状)。疲労、落ち込み、不眠症…ほかの依存症と同じだ。しかしそれは一時的なものである。
抜け出すためのヒント…習慣のトリガーになっているものを知る。体や心のコンデション、時間帯、場所、…。
むやみに何かしながら音楽を流したくなるのも依存のひとつかもしれない。思考するものはパフォーマンスに悪影響を与える。この習慣を直したい。
ポルノは、ほかの依存と同様に不安などを和らげ、それらに対する感覚を鈍くする。しかし同時に、幸福感も鈍くする。
表面的な性的趣向はポルノの影響を受けやすい。すぐに趣向は入れ替わっていく。若いときからポルノを見ている世代は、極端な性的趣向となりやすい傾向がある。やめたとき、極端な傾向が変わる可能性がある。
高速インターネットのポルノで育った世代: ポルノをやめることで画面越しでなく、現実の、身の回りにいる女性に目を向けるよう回路をつなぎ直す。
オンラインポルノの危険性が認識されてないのは、かつてのタバコ産業が危険性を認識していなかったのと同じである。