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*3DCGアニメに懐かしさを感じる
攻殻機動隊の新作を見た。
攻殻機動隊は2040〜50年くらいの日本の、公安9課の活躍を描いた作品だ。
刑事モノともいえるけど、自律式の戦車や重火器、オスプレイとかを持っていて軍隊に近い。今よりずっと進んだコンピュータ社会で、高度な技術を使って捜査し、犯人とドンパチやって抹殺する。
漫画、アニメ、映画で違うストーリーになっていて、雰囲気もかなり違う。設定を借りた別世界とか、パラレルワールドといったほうがいいかもしれない。だから、コンスタントに映画になったり新作アニメが出たりしている。そのほうが作りやすいと思う。
今回見たのはアニメシリーズSACの続編だ。
CG
すぐ気づく大きな違いはフルCG化していることである。
時代背景がリアル。ごく近いSFというか、今まさに直面している未来って感じ。
3Dアニメの画質がすごい。実写とわからなくなるときもある。じっさい実写とほとんど変わらない作り方なんだろう。
だが、現実のドラマとかよりも印象深い。余計な情報が削ぎ落とされているからだ。
たとえば銀行強盗の話はすごい。
老人社会がメインテーマだと思うんだが、そこでの銀行がリアリティがすごい。
チラシとか、ATMの感じとか、細かく描かれていて、かつ余計な具体的なものがないから自分とイメージと直結している感じがする。懐かしいような、まるでその場にいるような感じがする。バトーかっけえ。
家だってそうだ。具体が剥ぎ取られて細かく描かれているからか?その場にいるように感じる。広角だからかも?現実のカメラより全体像を把握しやすいのかもしれない。実際の視点に近いとか。人間の視点は110度くらいだっけ?それに近いのかもしれない。レンズだと狭く見えるので、現実とカメラの映像は判別できているのかもしれない。
最新の機械と、ダサいポスター、変わらない町並み、人々の行動(事件を撮影する)、パトカーや県警の服装…。要するに変わるところと変わらないところのメリハリが効いているんだと思う。
戦闘シーンとかも文句なし。フレアとか、爆発とかもすごいと思った。
不気味なポストヒューマンの動きも無敵っぽくていい。
最初の黒服がいかにもなかませ犬で笑った。ウェスカーを思い出して笑う。
スタン必要なくね。
効果音とか未来な感じ。今のイメージする、流線型でスマートな感じ。
重すぎるテーマ、安楽死。
炎上
プリンの場面だけギャルゲー視点になるの笑う。萌え要素はタチコマで十分なかんじだが。
この国に絶望したとか中学生の反乱とか、『希望の国のエクソダス』を思い出す。
戦争による経済を回すとか1984年っぽい。後半も1984年がテーマになった。
ポスト・ヒューマンって結局何なのサ。万能すぎてよくわからん。
実写?きれいな自然。夕方のノスタルジーやばい。そういう話しだった。
ノスタルジー感じさせてたところに事件来る。迫るものがある。ぞっとする。
article/sac_2045.1591234249.txt.gz · 最終更新: 2020/06/04 10:30 by kijima