マニュアル読んで自転車乗るか?
Netflixオリジナルシリーズ『セックス・エデュケーション』を観た。
イギリスの片田舎にあるハイスクールが舞台。
青春と性欲真っ只中、盛りまくりのハイスクールで、童貞で冴えない男子高校生が性のセラピストとして活躍する話。
経験がないが、セックスセラピストの親ゆずりの性知識と頭のよさで的確にカウンセリングし、事件を解決していく。
知識先行
エロの分野においては、謎の知識が先行しがちである1)。
知識が異様に先行する分野はほかにはあまりないと思う。ほとんどよくわからないうちにやってみて、そのうち学んでいく。
逆に知識が先にくると…
みたいになる。
また、性の知識のほとんどは情報源がひどいもので、性知識を例えば論文で読んだり、科学的な本で身につける人はほとんどいない。いたとしたらちょっとおかしい。
性で悩みやすいのは、他の分野とは知識の獲得モデルが異なるからだと考えられる。
ほとんどの物事は、実践や実験とともに獲得する。
失敗したり成功したりしてフィードバックを得て理解を深めていく。
コトそのものは難しくはない。サルだってできることだ。
が、タブーであったり、社会的な面によって挑戦や試行錯誤がやりにくいため難しくなっているんだろう。
オーティスは知識だけ先行の極端なバージョンだが、正しい知識を持ち、比較的冷静だ。
しかし自分のこととなると、てんでわからない。
実際に経験するなかで、成長していく。
知識は選択の基準になるが、結局のところ実際に行動してみるしかない。
article/sex_education.txt · 最終更新: 2020/06/10 14:43 (外部編集)