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Wikiプロジェクトのチュートリアル
発展段階
Wikiの本質的な部分は、共同作業である。いかにして体系立った知識を共同で構築できるかだ。最終的にはそうしたレベルに達することを目標にしている。その人はほかの人に教え、輪が広がっていくだろう。
そのレベルに達するためにはどのようなことが必要だろうか?
Wiki記法をマスター
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文章構成
建設的なディスカッション能力
下にいくにつれて個人からメンバーとのコミュニケーションへ比重が映っていくのがわかると思う。
実際に体験して学ぶしかない部分だ。
Wikiは、構築したてが一番むずかしい。自身たちのルールを作り、プロジェクト全体を方向づける必要があるからだ。ディスカッションの多くは最初にある。基盤ができてしまえばあとは穴を埋めていくだけだ。うまくいくかどうかは最初にどう動くかで決まる。
最後の発展段階に達するためには、じっさいにチュートリアルとしてWikiプロジェクトをチームで作ってみる必要がある。
各段階でやること
まずWikiをセットアップして、自分で使えるようにする。仕事や趣味のメモといったことを書く。とくに難しくはない。一言、見出しの作り方やサイドバーなど、最低限のことを教えられればよい。進行に応じて記法や分割方法のおすすめ、などをアドバイスする。アドバイス用のコメント機能などを追加してインストラクトできるようにしておく。
ある程度進行してくると、自分でwikiをカスタマイズするようになる。親しみをもち、まあ簡単だということがわかる。設定項目を聞けば自分で設定できる。その設定自体もメモを残すことを勧める。
適切な分割などを考える。多数でコメントしあうなどしても良いかもしれない。それぞれは書く立場にあるので、コメントも、書いた人の都合を考慮したものになるハズ。
コメント、メーリングリスト、チャット等を使ってディスカッションして方向性を決めたりするためにはどう建設的に貢献するか、ということを知る必要がある。何人かで実際に練習プロジェクトを作って試してみる段階。これがうまくいけば、各自が実戦で使用でき、使える人間が一人でも人に教えられるようになる。
article/wiki_project.1597219497.txt.gz · 最終更新: 2020/08/12 17:04 by kijima