同年代がズレてくる現象

人は常に老けていく。 だから、相手と同じくらいの年だという見立ても少しずつ変化していくはずである。 考えてみれば小学1年生と小学6年生は全く別だ。幼いときは、「同じ年齢くらい認識」も毎年変化していっていたはずである。「大きくなったなぁ」と周りの認識がすぐ変化するのと同様に、本人の認識も変化していく。

人と会わないので全然わからなくなっている。年上だと思っていたら同年や年下だということが多い。 しかし久しぶりに友人や家族に会うと老けたと言われる。きょうだいで外見の年齢が逆転した。 年下なんスか?年上かと思ってました、と誰かに言うたびに相手がビミョーな顔をするのは、自分の外見認識がアップデートされていないからだ。年をとったと感じるためには他者が必要だ。

こうやってイタいオジサンやオバサンが生まれていく。

article/age.txt · 最終更新: 2020/06/10 14:44 by kijima